パリオリンピック出場を決めたバスケットボール日本代表について

FIBAバスケットボールワールドカップが2023年 (8月25日〜9月10) に開幕されました。
日本男子は最終戦で、カボベルデに80対71で競り勝ちました。この結果、日本男子はこの大会で3勝2敗となりアジア勢1位になることが確定し、1976年のモントリオール大会以来、48年ぶりにパリオリンピック出場を決めることができました。
バスケットボール男子日本代表は、これまで世界の高い壁に何度もはね返されてきました。
2019年のワールドカップではNBA=アメリカプロバスケットボールでプレーする、八村塁選手と渡邊雄太選手という2人を擁しながらも5戦全敗。さらに、開催国枠で出場した東京オリンピックでも予選リーグで3連敗を喫しました。
この時、渡邊選手は目に涙を浮かべて「世界との差を埋めるために、この悔しさを忘れず代表の12人だけでなく、若い選手たちも世界と戦うことを意識して臨んでいく必要があると思う」と話していました。
2人のNBA選手を擁し“史上最強”と呼ばれても、越えられなかった世界の高い壁。東京オリンピックのあと日本代表の指揮を執ることになったのは東京大会で女子の日本代表を銀メダルに導いたトム・ホーバスヘッドコーチでした。
最終戦カボベルデに競り勝ち、オリンピック出場を決めたあとの会見では「あんなことを言った手前、正直不安もめちゃくちゃあったし、もしかしたら今回で代表での試合が最後になるのではないかと思った」と話した渡邊選手。
「しんどい時でもみんなが本当に頑張ってくれたので、みんなのおかげだし、感謝している。まだまだこのユニフォームを着てプレーすることができるので、本当にここまで頑張ってよかった」と涙を浮かべた様子は印象的でした。
B.LEAGUE横浜ビー・コルセアーズ所属の河村勇輝について

福岡第一高校ではウインターカップ2連覇を達成し、ベストファイブに2年連続選出、日本一のタイトルを4度獲得。Bリーグ特別指定選手として、当時の最年少出場・最年少得点記録を更新。 2020年に東海大学へ進み、インカレ優勝に貢献。「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN 2020」に選出された後に2022年横浜ビー・コルセアーズに加入
先日開幕の『日本生命B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24』では、横浜BCは河村勇輝がいきなり8得点4アシストを挙げ、チームで2点シュートを84.6%の高確率で決めたことで25-21と先行する。しかし第2クォーターに入るとディフェンスが崩壊。サーディ・ラベナとヤンテ・メイテンの2人にこのクォーターだけで10得点を奪われ、3ポイントシュートも8本中4本を決められたことで38失点を喫し、一気に逆転された。10点ビハインドで最終クォーターを迎えた横浜BCは速攻に活路を見出し反撃するが、ゲームハイの31得点を許したメイテンのインサイドプレーを止められず点差を縮められない。最後まであきらめずに速攻を繰り出し続けたが92-99で敗れた。これでチャンピオンシップ出場を惜しくも潰えました。
出身校 | 東海大学 |
出身地 | 山口県 |
生年月日 | 2001年5月2日 |
身長(cm) | 172cm |
体重(kg) | 72kg |
Twitterアカウント | @KawamuraYuki |
Instagramアカウント | @kawamurayuki_8 |
代表歴 | 2018年 FIBA U16アジア選手権大会2017 日本代表 第6位 FIBA U18アジア選手権大会2018 日本代表 第5位 2019年 男子U20日本代表 2021年 男子U22日本代表 2022年 第19回アジア競技大会(2022/杭州)」男子日本代表候補 FIBAアジアカップ2022日本代表 SoftBank カップ 2022 バスケットボール男子日本代表国際強化試合日本代表 2023年 FIBA バスケットボールワールドカップ 2023 アジア地区予選」Window3 日本代表 FIBA バスケットボールワールドカップ 2023 アジア地区予選」Window4 日本代表 FIBA バスケットボールワールドカップ 2023 日本代表 |
B.LEAGUE宇都宮ブレックス所属の比江島慎について

比江島慎選手は福岡県出身。独特なリズムのドリブル突破と高い得点能力が持ち味です。2019年、NBA=アメリカプロバスケットボールの若手選手が主に参加するサマーリーグに出場しました。2012年から日本代表に選ばれ、主力選手として活躍してきました。2017年から始まったワールドカップのアジア予選でも攻撃を引っ張り、日本の13年ぶりのワールドカップ出場に貢献しました。2019年、中国で行われたワールドカップにも八村塁選手などとともに日本代表として出場しました。
先日開幕の『日本生命B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24』では、宇都宮市の日環アリーナ栃木ほかで準々決勝の第3戦2試合が行われた。東地区1位の宇都宮ブレックスはワイルドカード下位の千葉Jに再延長の末に93-103で敗れ、通算1勝2敗で敗退した。
準々決勝での敗退は2017~18シーズン以来。今季はリーグ全体1位の勝率で同地区を制してCSに臨んだが、2季ぶりの王座奪還はならなかった。
出身校 | 青山学院大学 |
出身地 | 福岡県 |
生年月日 | 1990年8月11日 |
身長(cm) | 191cm |
体重(kg) | 88kg |
Twitterアカウント | @mako6hieji |
Instagramアカウント | @mako6hieji |
代表歴 | 2012年 FIBA ASIAカップ 2位 2018年 FIBA W杯2019 アジア地区 1次予選、2次予選 2019年 FIBA W杯2019 2020年 FIBA アジアカップ2021 予選 Window1 2021年 FIBA W杯2023 アジア地区予選 Window1、東京オリンピック2020 2022年 FIBA W杯2023 アジア地区予選 Window4 2023年 FIBA W杯2023 アジア地区予選 Window6、FIBA W杯2023 2024年 FIBA 2025アジアカップ予選 Window1 |
人気雑誌『anan』の表紙に抜擢された経緯について

雑誌『anan』では今春より「アスリートの素顔」が連載されています。第6回に登場するのは比江島選手、河村選手の2人。日本男子バスケットボール選手がananの表紙を飾るのは今回が初めてとなります。昨年夏のワールドカップでの日本代表の活躍により一躍注目を集め、その後始まったBリーグ2023-24シーズンもそれぞれのチームで活躍した2人。シーズン終了後は休む間もなく7月に開幕するパリ2024オリンピックに向けた日本代表候補に選出され、さらなる飛躍が期待されている中、貴重な2人のバディシューティングが実現。黒スーツはとことんかっこよく、カジュアルスタイルでは、自然体で。プレー中には見られない、貴重な一面が本誌に取り上げられました。
バスケ好きで知られる有名女優からのコメントについて
今回の掲載を受け、大女優の ”坂井真紀” さんのオフィシャルアカウントX(旧:twitter)より投稿コメントが寄せられました。
まとめ
今回は日本男子バスケットボール選手の "河村勇輝"さん、"比江島慎"さん について記事を書かせていただきました。男子バスケットボール選手が人気雑誌『anan』への掲載としては今回が初めてです。お二人がファッション雑誌で掲載されるのはとても新鮮で貴重だったのではないでしょうか。コート上でも数々の実績と活躍されているお二人ですが、本誌掲載で更なるイケメン度が増しているのは間違いないですね!w
パリオリンピックの開幕がこれからですが、日本男子バスケット界の更なる盛り上がりに拍車が掛かるトピックスとなりますね!